解剖学的筋肉ブログ

筋肉に関してまとめます

広背筋の特徴

広背筋(latissimus dorsi)は背の内部にある三角形の幅広い筋で、

腋窩の後壁の大部分を形成する。懸垂で行っているように、広背筋の逆筋作用

によって脊柱と体幹が挙上される。

 

起始

鎖骨部;鎖骨

胸肋部;胸骨、第2~第6肋軟骨、時に第1~第7肋骨

腹部;腹直筋鞘前葉

 

停止

上腕骨の大結節、大結節稜

 

作用

大胸筋全体は、肩関節内転・内旋する。

鎖骨部は、肩関節屈曲する。

胸肋部は、屈曲した肩関節を伸展する。

 

神経支配

内側胸筋神経と外側胸筋神経

 

 

引用元:

トートラ人体の構造と機能 第4版

 

大腿四頭筋の特徴

大腿四頭筋の評価・治療を行う上で重要な特徴をまとめます。

 

大腿四頭筋(quadriceps femoris)は、人体最大の筋である。
この筋は通常以下の4筋に分かれる。

1)大腿直筋(rectus femoris)

2)外側広筋(vastus lateralis)

3)内側広筋(vastus medialis)

4)中間広筋(vastus intermedius)

これらの共通腱である大腿四頭筋腱(quadriceps tendon)は膝蓋骨に停止する。

腱は、膝蓋骨から下方に続き、膝蓋靱帯(patellar ligament)となって、
脛骨粗面に停止する。大腿四頭筋は強力な膝伸展筋である。

 

 

引用元:

トートラ人体の構造と機能 第4版