広背筋(latissimus dorsi)は背の内部にある三角形の幅広い筋で、
腋窩の後壁の大部分を形成する。懸垂で行っているように、広背筋の逆筋作用
によって脊柱と体幹が挙上される。
起始
鎖骨部;鎖骨
胸肋部;胸骨、第2~第6肋軟骨、時に第1~第7肋骨
腹部;腹直筋鞘前葉
停止
上腕骨の大結節、大結節稜
作用
大胸筋全体は、肩関節内転・内旋する。
鎖骨部は、肩関節屈曲する。
胸肋部は、屈曲した肩関節を伸展する。
神経支配
内側胸筋神経と外側胸筋神経
引用元:
トートラ人体の構造と機能 第4版